状態異常:肩がイライラする

『・・・ん』

俺は席に座ってる彼女にいきなり引き止められた。 その手には折りたたんだ紙切れが握られている。

『・・・捨てて』

俺は逡巡する。 ここは普通に捨てるだけでは全くおもしろくないしどこか負けたような、ナメられてるような気がしてならなくなった。
そして同時に思う。 何かおもしろいことをしなければならないのではと。 もしかしたら振られてるのではないのかと、試されてるんだと、あらぬことを疑い始める始末である。

この間2秒。

 

「くっ・・・・・・! ・・・ん゛んんん・・・・・! ん゛ぐぅ・・・・!!」

 

俺は紙切れを彼女の筆箱に詰め込みだした。 しかし元々シャーペン等で既につめ込まれていたため思うように入らない。

『・・・・・・』

彼女は押し黙り俺をぼーっと眺めている。 その目には驚きとも哀れみとも取れる微妙な感情が渦巻いていた。
そして俺は焦りだす。 思うように入らず既に折りたたまれてる紙を更に折りたたんでなんとか突っ込むがファスナが閉まらない。
小さな紙切れと筆箱に息を切らしながら奮闘している男を周りはどう思うのだろう。 どうして俺はこんなことをしているのだろう。 自分で勝手に使命感を抱き、望まれてない中途半端な行動しかできない自分に嫌悪すら感じる。
時間はそこまで経ってないはずなのに俺には永遠のように長く感じる。 俺はこんなに焦っているのに彼女はただじっと眺めるだけ。 いやにおとなしい。 なんだか泣きそうになってきた。 早く解放されたいあまり俺は自分に降参する。

「・・・少しは抵抗して・・・」

 

 

どうもogoです。

このあとogoがどうなったかは想像にお任せします。 まぁ想像に難くないでしょう。

先週の土曜に防衛大の受験がありました。

ここからぼちぼち合格をもらう人たちも出てくるでしょう。

俺たちのクラスでは受験の練習という目的で行く [ことを勧める] ということで受験生はそこそこいました。

受かってもあとから拒否できるようです。 つまり合否に関係なくうちの学校から防衛大に行く人はおそらくいないでしょう。 冷やかしもいいところです。

ogoは受けません。 元々そういうのにあまり緊張しない人種でしてね。

さっきも言ったようにクラスから結構受験するので先週の土曜はスッカスカでした。

理系のみで言うとクラスの三分の二ぐらいが受験に行ってました。 つまり学校で授業を受ける人数は・・・6人? ちょっと忘れましたけど学級閉鎖並です。

まぁおもしろそうなんでちょっと楽しみにしてましたけど・・・特におもしろくなかったです。

ブログのネタにでもできるかなぁと期待してましたが全然そんなことありませんでした。

そういうわけで次いきます。

 

CA3H0515

ご覧ください。

ogoの冬スタイルです。

意地でも服は着ません。

学級日誌でも書きましたが、俺は準裸族になった可能性が高いです。

学級日誌とはここではなくて学校の方の日誌です。

日直になるとその日の出来事やらを書いたりするアレですよ、わかりますよね?

みんなは面倒くさがりほとんど書きませんが、俺はスペースびっしりに埋めます。

そこでの様子、文体はここで書くブログさながらです。

まぁそこそこウケがよくてたまにおもしろいよと言われます。 俺はそのおもしろい記事を書くために授業1時間は軽く潰してるわけなんですけどね。

話を戻しますが(日誌でもこの話しましたが)俺は夏の間に準裸族になってしまった可能性が高いです。

どういうことかというと俺は知っての通り夏の間ろくに服を着てませんでした。

そうしてる内に服を着てると逆に落ち着かなくなってきましてね。

なんか服着てると・・・『ぬ゛あ゛あああああああ!!』ってなるんです。 邪魔くせぇ!!!ってなるんです。

でも最近寒くなってきたでしょう。

大変ですよ。

なんか今年って秋すげー短くなかったですか。 クソ暑い→もうすぐ冬かな? になってませんか。 ワンステップ外してる気がするんですが。

ちょっと前のブログに腹巻き載せましたけどあれじゃ寒すぎるんですよ。

そうして行き着いたのが上の写真です。 ちゃんちゃんこ最強です。

そして俺が服を脱ぐ隠れた理由として『肩がイライラする』があります。

これは俺の持病とでも言うべきものです。 決してキュア魔法などでも癒えるものではありません。

ちょっと『肩がイライラする』について説明しましょう。

これが発動する条件としては肩(細かく言えば鎖骨)に何かが [やんわり] 乗っかることによっておきます。

例えばシートベルト、あんな風にふわっと鎖骨に乗っかると俺は苦しみだします。

例えば学ラン、あんな風にちょっと窮屈に、かつやんわりっていうのが一番で俺は悶えます。

例えば横を向いて寝転んだ時、特に右の鎖骨がやばいんですが、右腕を下にして寝転ぶと自分の皮膚やら肉が鎖骨にちょっと触れるじゃないですか。 それだけで俺は布団の中で息を切らしてハアハアいいながら身じろぎします。

最近では風呂入ってる時にお湯が鎖骨を上下するだけで発動します。

これはどういう感覚かというと、この感覚が10秒ほど過ぎるとイライラを通り越して呼吸困難に陥るほどです。

あのですねぇ・・・耐えられないんですよ。 こそばゆいとかそういうのじゃないんです。 感じるとかそういうのでもないんです。

ヴぁああああああああああああ!!!ってなるんです。

こう・・・肩の中で何かが渦巻いてるような・・・ワームか何かが出てきそうな・・・感覚です。

あるでしょう。 異能のちからを手にした主人公が力を抑えようと悶え苦しんだりするシーン。

あれの肩バージョンです。

・・・わかってください。

この感覚はおそらくどんな文豪でも表現できないでしょう。 そうして一生他人に理解してくれないでしょう。

なので俺がシャツを下げて胸元をアピールしてるように見えても俺にとっては命を繋ぎ止める大切なポーズなのです。 決して誘ってたりとかじゃないんです。 見かけたら気持ち悪がらずそっと、そっと理解してください。

そういうわけで俺を拷問したくば学ランを着せて縛り付けるとなんでも話すでしょう。

まぁこんな2つの理由で俺は服を着たくなくなりました。

面倒くさい体でしょう。

寒くてたまらないですがこれで冬を乗り切るとしましょう。 呼吸困難で死ぬより寒い方がずっとマシです。

 

とりあえず今日は俺の肩に気安く触れてはならないということを覚えてもらえればそれで大丈夫です。

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